その「取れない疲れ・倦怠感」の原因は?
内科と漢方の両面からアプローチ
「しっかり休んだはずなのに、体が重い」「最近、何をするにもやる気が出ない」—— このような倦怠感(だるさ)は、体からの重要なサインかもしれません。
当院では、一般的な血液検査等による西洋医学的な診断に加え、一人ひとりの体質を重視する漢方医学的な視点を取り入れ、多角的に倦怠感の改善を目指しています。
1. 倦怠感(だるさ)とは?
倦怠感とは、身体的または精神的な「疲労感」や「脱力感」を指します。 単なる寝不足や過労であれば休息で回復しますが、「休んでも治らない」「数週間以上続いている」という場合は、背後に何らかの疾患や自律神経の乱れが隠れている可能性があります。
2. 倦怠感の主な原因
倦怠感の原因は多岐にわたります。
西洋医学的・身体的な原因
- 貧血・低血圧: 酸素が全身に行き渡らず、息切れやだるさを引き起こします。
- 甲状腺機能の異常: 代謝を司るホルモンのバランスが崩れることで、疲労感が出ます。
- 肝機能・腎機能の低下: 老廃物の代謝がスムーズにいかなくなります。
- 生活習慣病(糖尿病など): 血糖値の変動が倦怠感に繋がることがあります。
- 感染症の回復後:倦怠感が長引くケースがあります。
精神的・自律神経的な原因
- ストレス・睡眠障害: 脳や体が十分に休まりません。
- 更年期障害: ホルモンバランスの変化が心身に影響を与えます。
3. 当院での検査と診断
まずは問診で「いつから」「どのように」だるいのかを詳しく伺います。
- 血液検査: 炎症、貧血、肝・腎機能、血糖値、甲状腺ホルモンなどを確認します。
- 身体診察: 血圧測定、浮腫(むくみ)の有無、触診などを行います。
4. 漢方内科としての倦怠感へのアプローチ
西洋医学では原因がはっきりしない倦怠感に対しても、東洋医学では別の視点からアプローチできる場合があります。
東洋医学では例えば以下に示すようなバランスの乱れを考えます。
- 「気虚(ききょ)」: 生命エネルギーである「気」が不足している状態。胃腸が弱く、エネルギーを作れない方に多く見られます。
- 「血虚(けっきょ)」: 栄養を運ぶ「血」が不足し、心身が栄養不足になっている状態。
- 「気滞(きたい)」: ストレスなどで「気」の巡りが滞り、重だるさを感じる状態。
患者さん一人ひとりの体質(証)に合わせて処方を検討し、乱れた気血のバランスの回復をサポートします。
5. 日常生活で意識したいポイント
治療と並行して、以下のセルフケアを取り入れることも大切です。
- 湯船に浸かる: 深部体温を上げ、自律神経を整えます。
- 睡眠時間を確保する: 疲れた体と心の回復には、睡眠が必要です。
- 「何もしない時間」を作る: 脳の疲労を取り除くため、デジタルデトックスを推奨します。
- バランスの取れた食事を摂る:食は元気の源です。
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