✓ 動悸の原因は✓ 受診を検討するときは?
✓ 動悸の検査✓ まとめ

日常生活の中で、ふとした瞬間に自分の心臓の鼓動を強く感じたり、速く感じたりすることはありませんか? これを「動悸(どうき)」と呼びます。

動悸は必ずしも重大な病気のサインというわけではありませんが、体の異変を知らせるメッセージかもしれません。


飲酒やカフェイン摂取後、睡眠不足や緊張したときなどに動悸を感じることは日常的によくあります。

しかし動悸の背景に、心臓そのものや内科的な病気が隠れていることがあります。

心臓に関連するもの

  • 不整脈:脈が速くなる(頻脈)、遅くなる(徐脈)、飛ぶ(期外収縮)など、リズムが乱れる状態です。
  • 心不全:心臓のポンプ機能が低下し、全身に血液を送り出す力が弱まる病気です。動悸のほかに「息切れがする」といった症状が特徴です。
  • 心臓弁膜症:心臓の中にある「血液の逆流を防ぐ扉(弁)」がうまく機能しなくなる状態です。
  • 狭心症:心臓の血管が狭くなる病気です。胸痛や胸の締め付け感、下顎や肩の痛みが伴うことがあります。

心臓以外に関連するもの

  • 甲状腺機能亢進症:新陳代謝を促す甲状腺ホルモンが過剰に出る状態です。
  • 貧血:血液中の酸素を運ぶヘモグロビンが減るため、心臓が一生懸命血液を送ろうとして動悸が起こります。
  • パニック障害・自律神経失調症:強いストレスや不安により自律神経が乱れ、心臓に異常がなくても動悸や息苦しさを感じることがあります。
  • 高血圧症 :無症状のことが多いですが、数値が高すぎたり急な変動があった場合に動悸・頭痛・めまい・肩こりが出ることがあります。
  • 更年期障害:更年期の女性で動悸を訴える方がいらっしゃいます。
  • 低血糖:特に糖尿病治療を受けられている方では要注意です。

症状だけでは原因の特定は難しいので、まずは循環器内科を受診するのがよいでしょう。

特に以下のような症状がともなう場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 目の前が暗くなったり、失神しそうになる
  • 胸の痛み・圧迫感がでる
  • 少し動いただけで息が切れる
  • 脈がバラバラに乱れている
  • 普段よりも脈がずっとはやい/おそい

「検査が怖そう」と不安に思う必要はありません。通常は体に大きな負担のかからない、以下のような基本的な検査から行います。

  1. 細かな問診: いつ、どのような症状が、どのくらいの時間続くか、などといった内容です。
  2. 心電図検査: その瞬間の心臓のリズムを記録します。
  3. 血液検査: 貧血や甲状腺の異常などがないか調べます。
  4. ホルター心電図(必要に応じて): 小型の装置をつけ、24時間の心電図を記録して、日常生活の中での変化を確認します。
  5. 心臓超音波検査(必要に応じて):心不全や心臓弁膜症などが隠れていないかチェックします。

動悸と一言で言っても、症状がつらくて困っている方もいれば、大した症状じゃないけど原因が知りたい、といった方までみなさん様々な思いをお持ちです。

心臓の病気などは、検査で原因を特定し正しく対処することが大切です。

また検査の結果「心配ないもの」とわかるだけでも、不安が解消され症状が和らぐ方もたくさんいらっしゃいます。

「これくらいで相談してもいいのかな?」とためらわず、まずは一度お話を聞かせてください。



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