のぼせ・顔のほてりでお困りの方へ

「急に顔が熱くなる」「お風呂上がりのような状態が続く」——。
これらは一時的な体調の変化として様子を見てしまいがちですが、時として体からの大切なサインであることもあります。

「のぼせ」とはどのような状態か?

「のぼせ」は医学的には「上半身や顔面に異常な熱感を感じること」を指します。通常、体は自律神経の働きによって体温を一定に保っていますが、ストレスやホルモンバランスの乱れなどで血流のコントロールが不安定になると、頭部に血液が過剰に集まり、「のぼせ」や「ほてり」が生じやすくなります。

よくある随伴症状

のぼせに伴って、以下のような症状が現れることがあります。

顔の赤み・ほてり
頭がボーッとする
集中力の低下
異常な発汗
ホットフラッシュ*
動悸・めまい

*更年期特有の、突然の強いほてりと発汗

のぼせの原因として考えられるもの

のぼせの原因は多岐にわたります。

分類具体的な背景
自律神経の乱れストレス・過労・睡眠不足などによる体温調節機能の低下。
ホルモンバランス更年期障害やLOH症候群(男性更年期)などによる変化。
生活習慣過度な飲酒、刺激物の摂取、長風呂、激しい運動など。
基礎疾患高血圧、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)などの内科的疾患。

注意が必要なサイン

休息や生活習慣の見直しで改善することも多いですが、以下のような場合は早めの受診をご検討ください。

早期受診をお勧めする場合

  • 急激な血圧の上昇や激しい頭痛を伴う場合
  • 動悸・息切れ・手の震えがみられる場合
  • 日常生活に支障をきたすほど頻繁に起こる場合
  • 数週間以上、症状が継続している場合

東洋医学からみた「のぼせ」

当院では西洋医学的な検査に加え、漢方(東洋医学)の視点を用いたアプローチも行っています。漢方では、のぼせを「体内バランスの乱れ」と捉えます。

気逆(きぎゃく)

「気」の逆流

全身を巡るエネルギー(気)がストレスや緊張で頭へ突き上げる状態。イライラや動悸を伴うことがあります。

瘀血(おけつ)

「血」の滞り

血行が悪くなることで特定の部位に熱が停滞しやすくなります。肩こりや頭重感を伴うのぼせに多く見られます。

陰虚(いんきょ)

「水」の不足

体を冷やす潤い(水)が不足し、相対的に熱が浮き上がる状態。

よくあるご質問(FAQ)

Q のぼせは何科を受診すればよいですか?
原因を特定するため、まずは内科への受診をおすすめします。更年期症状が疑われる場合は婦人科、男性なら泌尿器科も選択肢に入ります。
Q 更年期のホットフラッシュに漢方は効きますか?
更年期に伴う症状には、漢方薬が広く用いられています。大切なのは、ご自身の体質(証)に合った処方を選ぶことです。
Q 生活習慣の改善だけで様子を見てもいいですか?
軽度であれば、睡眠や食事の見直しで緩和するケースも多いです。ただし、症状が長引く場合や、他の不調を伴う場合は、背景に疾患が隠れていないか確認するためにも一度受診を検討してください。

お気軽にお問い合わせください。078-691-70609:00-12:00、15:00-17:00
(火・土曜午後、木・日祝除く)